小池百合子が次官人事を巡って防衛省ともめている。そもそも、彼女は久間大臣の失言でつなぎ的な人事であったが、クールビズ政策等で見られるように打ち上げ花火的な政策を好む趣向がある。小泉政権では郵政改革の反逆組に追い打ちをかける重要な役割を果たした。この問題の発端は戦後民主主義から続く官僚と政治家の役割分担からくる抜本的な食い違いからくる。
官僚はどちらかというと派手であれ地味であれ、裏では操れる大臣を好む。その大臣にふさわしい、「目新しく見える」政策を用意したり、巧みな言葉遣いで斬新さをアピールできる各種スピーチを用意し、表向きには政治家、内部では次官を頂点としながら更に若手が政策の実権を握る。
また、政治家と言ってもいろんな「族議員」がいて、彼らは長い年月をかけて入省仕間もないの官僚から中堅幹部まで交流し、各種勉強会でそれなりに人脈作りに励むのが一般的である。その長い付き合いの中で官僚の経歴や私生活について関心を持ち、時には官僚が推進する政策を押してあげたりして借りを作ってから主要ポストをつとめて、後に大臣になるケースが一般的である。
この間に合わせ的に人事で更にそれまで防衛政策に詳しくない小池女史が間に合わせ的に就任したにもかかわらず、それまでの慣例を覆す程最長とされる任期を務めている次官を途中下車させて、しかも自分好みの人事を充てようとすれば混乱が生じるのは言うまでもない。
安倍総理の負け犬政権下ではこのような大胆な行動は推奨されないし、もう民意を失いつつある自民党にはこれ以上論争を巻き込むような大胆なことはできない。
最終的には自民党が今度衆院選でも惨敗するかは分からないが、一つだけ言えるのは小泉の長期政権を持っても結局は民主党も含めて日本の政治体制はいっさい変わっていない。小池大臣のような腰掛け組がやることは決まって自分の存在をアピールして次の人事を狙うことが相場。どうなることやら。
塩崎官房長官は13日、小池防衛相と会談し「次官人事は内閣改造で選ばれた次の防衛相が決める」と述べ、この方針を伝えた。小池氏はこれに強く反発している。
塩崎氏には「私の責任をもって西川徹矢官房長(60)を次官に推したい」と述べ、防衛相としての自らの進退も検討する考えを示唆した。
防衛次官人事をめぐっては、小池氏が9月に守屋武昌次官(62)を退任させ、後任に警察庁出身の西川氏を充てる決断をした。省内で実権を握る守屋氏は4年を超える異例の在任期間となっており、小池氏は「組織としての活性化を考えないといけない」と話していた。
防衛次官人事大荒れ、政府の先送り方針に小池氏が猛反発 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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