働くだけの人生 July 20, 2009
生活を楽にする為に発展してきた技術と精神生活を豊かに発達してきた文明はいつしか人間を機械の奴隷とし、人を避けて娯楽にだけ走るだけの乏しい社会を作り上げてしまった。人は生活する為に働き、働く為に生活をしている。会社という器の中で擬似社会の一員となった錯覚だけを信じて毎日の糧を得ている。一日の大半をともに過ごすのは血のつながっていない他人の集まり。会社を離れればまたただの他人。いろんな思い出を抱いたところで、そこにある居場所は実に危ういもの。古のように毎日が生存競争に晒される過酷な日々だったとしても、人間同士のつながりや地域への愛着はその状況を乗り越えるだけの潤いをもたらしたであろう。