コメからバイオ混合燃料、休耕田育ち販売へ July 6, 2009
バイオ燃料は一見、理にかなっているように見える。限られた原油という資源の枯渇と中東への依存を同時に解消し、国内では少子高齢化と経済発展で益々衰退して行く農業に新たな活路を見出してあげる一石二鳥とも言える良策に見える。
しかし、昨今のアメリカに見るバイオ燃料政策を考えるとまだまだ弊害が多い。アメリカのバイオ燃料政策は緊迫しがちな中東外交、車社会としての原油依存、環境政策と様々な社会背景がある。しかし、アメリカではバイオ燃料の原料となるトウモロコシ生産の優遇で農作物が極端にシフトし、世界的にも農作物の価格高騰を招いた。また、バイオ燃料への依存が進めば異常気象などで世界的な不作があれば、食糧危機とエネルギー危機が同時に発生する。
日本でも同様の現象が起こるだけでなく、農業が現在の農家制から一気に工業化が進む。これが農水省が意図する農業改革かといえば甚だ疑問がある。また、バイオ燃料によって大きく跳ね上がる農作物の生産が果たして環境に優しいか。農作物の生産が増大すれば食糧に回す分は当然減るし、バイオ燃料の原料にその生産が偏れば当然環境への影響も未曾有となる。
コメから作るバイオエタノールをガソリンに混ぜて市販する国内初の事業を、全国農業協同組合連合会(JA全農)と新潟県などが7月中旬から始める。
生産調整(減反)で主食米の栽培ができない休耕田で原料のコメを育て、環境に配慮した「グリーンガソリン」として売り出す。
コメからバイオ混合燃料、休耕田育ち販売へ : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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